bon voyage plate


イイホシさんのbon voyageシリーズ、今まではSSサイズのみの取り扱いでしたが、今回よりSサイズも入荷しております。割と深さがあるので使い勝手も良いと思います。そうそう、去年よりデジカメのオートフォーカス機能が壊れてしまい、ピント合わせるのが大変です。これもちょっとぼけてますね。

yumiko iihoshi porcelain

ユミコ・イイホシ・ポーセリンよりtori plateの新色、マスタードが入荷しました。裏のデザインもかわいいのです。

亀田縞のパンツ / 細身

エフスタイルの亀田縞のパンツ(細身)です。去年からの新作です。こちらは色も新色の茶、うすいベージュといった趣です。意外とワイドパンツより穿く人を選びません。薄手ですがスカートやワンピースなどと合わせても素敵です。亀田縞は木綿の野良着がそのルーツですので、とても丈夫で長持ちします。洗いざらしで気持ちよく穿いていただけたらと思います。

風に吹かれて

あけましておめでとうございます。エイトデイズの新年の営業は3日(金)11時からです。今年は特に福袋もセールもありませんが、エフスタイルなどの定番品は充実しています。TUKIからもこっそりtype-1のエクリュなども入荷していますので、よかったら遊びにいらしてください。お待ちしております。

さて、お正月といえどすることは普段と変わらず、コタツに入ってyoutubeとか音楽サイト三昧な寝正月を送っているわけでありますが、去年からあまり新しい音楽を聴いていないということもあり、結局聴くのはディラン関係ばかり。進歩ないですね。こんなこと書くとなんだか年季の入ったディランファンのように思われがちだけど、実は僕が本格的に初期のディランを聴き始めたのは2007年頃からで、以来60年代のディランばかり聴いていると言っても過言ではありません。ホントよくここまで飽きずに聴き続けてこられたとも思うけれど、そういう「色褪せない」ところも魅力のひとつなんですね。

もちろん僕にとってのディラン初体験はそんな最近のことではなく、はるか昔の中学生の頃。確か「欲望」だったかな。最初に聴くアルバムとしては申し分ないし、それなりに良いと思ったけれど、まあそこまでで。例えばツェッペリンとかフーとか、そういう音楽から受けたような感激はなかったんです。その後大学卒業した頃に必死に聴いた思い出が、、、。どうしてそんなに必死になったかって言うと、要するに「自称音楽好き」としてはディランわからないって言えないわけで。だから片桐ユズルの全訳詞集片手に聴きまくった。でも結局よくわからなかったんですね。そんな僕がある日突然、ふとしたことがキッカケで彼の歌がストンと心の奥に収まったんです。わかってしまえば、な~んだって感じなんですが。どう言ったらいいのかな。ほら、はさみ探していてどこ探しても見つからなくて、あきらめそうになってふと見たら目の前にあった、みたいな。まあ見つけるのに30年近くかかってしまったわけですが。

だからお店でたまに「ディランよくわからないんですよ~」みたいなこと言うお客さんがいると、妙に嬉しかったりする。共感と同情とちょっぴりの優越感がないまぜになって、「そうかそうか君もハサミが見つけられないんだね~、うひひ」って、肩でも叩いてあげたい衝動に駆られるんです。でもこればっかりは自分で見つけるしかないわけで。ただひとつ言える事は、やっぱりジョン・ウェズリー・ハーディング以降から入るのはわかりづらい気がするんです。できたら初期のアルバムから聴くのが望ましいと思うんだけど、そうなると大抵の場合「フリー・ウィーリン」から、という事になる。ところがそこにはひとつ大きな落とし穴があるんです。そう、「風に吹かれて」ですね。この曲のわかりやすさ、そして英語が母国語ではない自分達にとっては、そのわかりやすさが却って障害になってしまうように思えます。少なくとも僕はそうだった。風に吹かれて的なものに捉われてしまうと、ディランの音楽の持つ本質的な美しさを見失ってしまう。目の前にあるのにね。英語がすんなり入ってくればまた違うと思うし、もちろん最初からそんなものに捉われない人もいるんだろうけれど、僕みたいに「イマイチ良さがわからないんだよな~」って人は意外と多いと思う。例えばみうらじゅんなんかが、とにかく意地になって、必死でファーストアルバムから聴き続けて、ようやく到達する、、、みたいなね。なんかこう、「苦行を強いる」ようなところが、ディランの音楽にはあるのかもしれません。

そんなことをボンヤリ考えながらyoutubeなどでイロイロ聴き漁っていると、最近の若い女の子、例えばサラ・ジャローズとかファースト・エイド・キットなんかが、あっさりとマイフェイバリットとか言いながらディランの曲をカバーしていたりするのに出くわすのです。で、それがまたとっても素敵なのであります。彼女達の音楽を聴いていると、自分のあの30年間は一体なんだったんだろうか?なんて思わずにはいられません。こだわりのない素直な耳で音楽を聴くことは実は意外とむずかしいことなんだと感じる、今日この頃です。

そして、「こだわりのない素直な目でモノを見る」ということも、同じように案外むずかしいことなのかもしれません。2014年はその辺りもテーマのひとつにして仕事を頑張ろう!と思っている次第であります。ちょっとこじつけっぽい気もしますが(笑)、まあいいか。

ということで、今年もよろしくお願い致します。

ありがとうございました

2013年もあと少しで終わります。皆様のおかげでエイトデイズもなんとか4回目のお正月を迎えることができました。本当にありがとうございます。少しずつですがようやく広がりもでてきたような、そうでもないような、、、(笑)。来年はとにかく「仕事を楽しむ」ということを念頭に置きながら、小さなことにはこだわらず1年間頑張ってみようと思っております。まあ、それでだめなら仕方ないですからねぇ。

振り返ってみれば、今年は本当にいろいろありました。夏前には、須坂でお店を始めてからずっとお世話になっていた方が、突然お亡くなりになられたり、また12月に入ってから、とても元気だった父親にガンがみつかったりと、悲しいことも幾つかありました。お店を続けていく上での悩みなども多く、そういう中でいろいろなお客様とお話しさせていただいた事は、とても励みになりましたし、エイトデイズが自分にとってどういうものなのかをもう一度考え直すキッカケにもなったと思います。

まだまだ勉強不足で、拙いこともあったかと思います。不快な思いをさせてしまったお客様もいらっしゃるかもしれません。この場を借りてお詫びさせていただきます。そして来年は、僕自身とても楽しみにしている展示会も幾つか予定していますので、引き続き2014年もエイトデイズをよろしくお願い致します。

それでは皆さん、良いお年を!

年末年始の予定

年末年始の予定です。

年内は29日(日)18時までの営業となります。

年始は1日、2日はお休みです。

3日(金) 11時から17時
4日(土) 11時から19時 通常営業
5日(日) 11時から19時 通常営業

となります。よろしくお願い致します。

yumiko iihoshi porcelain

ユミコイイホシポーセリンよりオクシモロンシリーズの入荷がありました。欠品していたLサイズのプレートもあります。カップは引き続き入荷待ちです。このオクシモロンシリーズ、器好きな方に評判がいいようですね。釉薬によってかなり大胆な感じで、表情に違いがそれぞれあります。特に大きいサイズのものは見ていても楽しいですし、料理もとっても映えるんですよ。

warang wayan morocco

ワランワヤン・モロッコよりノスノスやストローバスケット入荷しました。ノスノスは黒やグレー以外にも写真のピンクやオフホワイトなど入荷しています。オンラインストアにも少しずつUPしています。

+IO:I TINARIWEN EMMAAR

RELEASE FEBRUARY 11TH 2014

ティナリウェンの歴史を語る時によく出てくるのが、リビアのカダフィー大佐によるトゥアレグ戦士育成プロジェクトですね。今なら間違いなくテロリスト扱いだろうけれど。当時カダフィーが掲げたのはサハラ砂漠共和国構想で、それはフランスの植民地政策によって分断される前のサハラ砂漠に戻せ、という意味だったそうです。そこで分散を余儀なくされ、そのアイデンティティーを崩壊させられたトゥアレグの若者を自分のキャンプに招き、革命指導を行なった。そこに参加したのがティナリウェンのメンバー達だったわけです。彼らはそこで軍事訓練や革命理論を学ぶと同時に、欧米の音楽に接する機会を得た。流れていたのはボブ・マーリーやジョン・レノン、ボブ・ディランといったミュージシャンによるレベルミュージックだったそうで、リーダーのイブラヒムは特にボブ・ディランに深い感銘を受けた、と語っています。

反欧米であるカダフィー大佐のキャンプで、アメリカのレベルミュージックを流す。そんなところにちょっぴりカダフィーの面白さなんかも感じます。そういう柔軟さ、実は私達日本人から失われつつあることのようにも思えます。矛盾をそのまま受け入れる、、、みたいなことって、とても大切なことのように僕には思えるんだけれど。

まあそんなことはさておき、ニューアルバムが来年2月リリースだそうです。相変わらずカッコいいですねぇ。

シナの縄の裂き織りバッグ

エフスタイルのシナの縄シリーズ、今回は裂き織りのねじり袋も入荷しています。¥18900(税込み)

シナの木の皮の繊維をつなげて強くよりをかけた糸を縦糸にして、綿布を裂いたものを横糸に、湿気のある寒冷期にはた織りした生地で作られています。ねじり袋という昔の穀物袋を参考にして作られています。いつも思うのですが、エフスタイルの商品は素材とデザインとがとてもよく吟味されており、伝統的な形を用いても非常に洗練された印象を受けます。作り手自身がとても気持ちよく仕事をしている様子が、商品から伝わってくるようです。肩からも掛けられるので、男性が持っても良いと思います。