ANDADURAは岡山県総社市で革製品を中心にお財布やカードケース、バッグなどをお一人で製作されている山本さんのブランドです。エイトデイズではお財布などを取り扱い始めてからもうすぐ１年になりますが、まだきちんと紹介できてなかったので、改めてのご紹介です。
こちらは長財布。外見も丁寧に仕上げられていますが、開いてみるとその立体的で美しいフォルムに眼を奪われます。こういう美しさや力強さは、自ら考え、その上で実際に手を動かして作りづづけることによってしか生まれないもの、なのかもしれません。試作品を作る時は、音楽のレコーディングのようにtake1、take2、と幾つも作っていくそうで、飄々とした佇まいの山本さんらしくて面白いですね。また商品化したのちも試行錯誤を繰り返し、改良点が見つかればすぐに変えていく柔軟性も素晴らしいです。
お店で販売してみると、「ひとめぼれ」してお買い上げいただく方が多いことが新鮮でした。こういう類の商品は、使い勝手など沢山説明してしばらく悩んだのちに買う、、、ものかと思っていたのです。使い勝手がいいものは美しい、そういうことなのでしょうか。
実は「ピンとくる」感覚って、僕らが商品を選ぶうえでも一番大切なものなのです。実際に使ってみて良いと思ったものだけを売る、なんて自慢げに語っている人を見かけます。もちろん使ってみることも大切です。でも使ってみなければそのモノが持つ魅力や良さがわからないようでは、モノ選びという点において、ひとめぼれで買ってくれるお客さんのほうが優れている気がするのですが、どうでしょう？