毎シーズンのように登場するゴーシュの採算度外視シリーズ(笑)、今秋はこちらのバルキーコットンニットです。綿の糸は梳毛で細いため、紡毛のウールのようにボリュームが出ないそうです。ゴーシュの泉さんはコットンでボリュームのある暖かいセーターを作れないかと考え、挑戦してみることにしました。
20番手の糸を4子撚りしたものを4本取りした糸、つまり1本の糸は16本の細い糸によって構成されています。通常セーター1枚200g程度だそうですが、こちらは800g近くになっています。着れば体にまとわりつくため、重さはあまり気になりません。最近のゴーシュのニットを担当しているニッターさんは、泉さんも驚くほど上手で何でもできるため、このような見たこともないようなセーターが作れたそうです。試編みだけで軽く10回以上は行い、机の上はニットで山のようになってしまった、、と笑っておられましたが、苦労しただけあって泉さんも大満足な仕上がりだそう。質感もしっとりしていて、とても美しいセーターです。身頃はゆったりめですが、アームホールは細いので野暮ったくなりません。カラーは写真のダークブラウンとブラックの2色、¥35000(税別)です。おススメです。