トライバルラグ エキジビション を終えて

11日(日)までスケッチイン・ハイク2Fで開催しておりました「tribal rug exhibition 西アジアの染織物と遊牧民」は、おかげさまで無事終了いたしました。ご来場いただいたお客様、本当にありがとうございました。バルーチ族やハムセ連合などの遊牧民が、暮らしの中で使っていたトライバルラグは、ギャベやペルシャ絨毯とはまた違う魅力を持っています。少しでもその魅力をお伝えするお手伝いができたのならば嬉しく思います。お買い上げいただきましたお客様には、実際に使われてみてのご感想なども聞かせていただければ幸いです。またtribeの榊さんの控えめで柔らかい語り口と丁寧な説明は、とても好評だったようです。僕自身はほとんど会場にはいませんでしたので、それだけが少々心残りではありますが、、、。また2回目以降の開催ができるようにと考えております。素朴で繊細、そして力強く美しい織物を、引き続き皆さんにご紹介していきたいです。

そうそう、エイトデイズではトライバルラグの販売も少量ですが始めています。僕がtribeさんのオフィスで選んできたラグですので、クオリティも良いものだと思います。気になる方は見に来てください。またご質問等ありましたらお気軽にお問い合わせください。それではよろしくお願いいたします。

トルクメンと嬉しいお知らせ

さて残すところ明日10日(土)と11日(日)の2日間だけとなりましたtribal rug exhibitionですが、お知らせがあります。土日と再びtribeの榊さんが在店します(土曜日は昼過ぎからになるそうです)。追加で少しラグやキリムを持ってきてくれるそうなので、一度来られて悩んでいる方などおられましたら、是非!

さて今日はトルクメン族の絨毯を紹介します。赤を基調としたギュルという紋章が並んでいる柄は、初心者でもすぐにトルクメン!と判別が付きますが、実はヨムートやテッケ等の支族があるので案外わかりにくいです。僕もよくわかっていません(笑)。

典型的なトルクメン絨毯です。落ち着いた赤は茜で染められるそうです。ウールの質もツヤツヤしていて、張りがあります。トルクメンは織りがとても密なので、厚みがあります。結び目をきつくすることによって、たて糸が立体的になる手法が用いられることがあるようです。depressedと云われる織り方で、トルクメンの本などを見ると詳しく書かれています。たて糸が交互に沈み込むことから、そう表現されるそうです。


1930年頃のものとされるトルクメン。ワイン色のような味わいのある色味が素晴らしいです。天然染料ならでは深みがあります。外側のボーダー柄はバルーチ族等にもよく見られるものですね。こちらも厚みがあります。実際にご家庭で使用される場合には、ある程度のパイルの厚みがあった方が絨毯らしいですし、気持ちが良いですよね。

会場はスケッチイン・ハイクの2Fです。エイトエイズから歩いて6分ほどの雑貨店になります。よろしくお願いいたします。

tribal rug exhibition に関しまして

週末はスケッチイン・ハイクにて開催中の「tribal rug exhibition 西アジアの染織物と遊牧民」にご来場いただき、誠にありがとうございました。5日(月)と6日(火)は展示会場はお休みですが、7日(水)から11日(日)まで引き続き開催しています。なかなか触れる機会のない染織物ですので、是非ご来場いただければと思っております(エイトデイズ店舗は通常通り営業しています)。

土曜日に上映された映画は、バフティアリ族というイラン南西部の遊牧民の移動の様子を記録したものでしたが、あまりの過酷さに驚かされました。古いトライバルラグには、何か生命力のようなものを感じることがあります。命を懸けたきびしい遊牧生活の中で生まれたものだから、、なのでしょうか。DMに載せたハムセのラグも、柄だけ見れば可愛らしいものですが、実際はとても力強さを感じる織りでオーラがあります。コチラも展示してありますので、ご興味のある方は是非見に来てください。

糸を結んで切るという絨毯の織り方は、丈夫でありながら柔らかいという性質のもので、遊牧民がその長い歴史の中で編み出した技法ではないか、とトライブの榊さんはおっしゃっておりました。僕自身、なぜちょっとした袋や紐にまで美術品のような織りを施すのか疑問に思っていましたが、今回映像を見て、なんとなくですがわかる部分もあるように思いました。羊を飼い、その毛を紡ぎ、天然染料で染め、粗末な織機を使いながら美しい織物を作り上げる、という仕事は、遊牧民の女性にとって大きな楽しみであり、また誇りでもあったそうです。今回並んでいるラグやキリムの多くは、そういう時代の精神を感じることができる織物たちなのです。