トルクメンと嬉しいお知らせ

さて残すところ明日10日(土)と11日(日)の2日間だけとなりましたtribal rug exhibitionですが、お知らせがあります。土日と再びtribeの榊さんが在店します(土曜日は昼過ぎからになるそうです)。追加で少しラグやキリムを持ってきてくれるそうなので、一度来られて悩んでいる方などおられましたら、是非!

さて今日はトルクメン族の絨毯を紹介します。赤を基調としたギュルという紋章が並んでいる柄は、初心者でもすぐにトルクメン!と判別が付きますが、実はヨムートやテッケ等の支族があるので案外わかりにくいです。僕もよくわかっていません(笑)。

典型的なトルクメン絨毯です。落ち着いた赤は茜で染められるそうです。ウールの質もツヤツヤしていて、張りがあります。トルクメンは織りがとても密なので、厚みがあります。結び目をきつくすることによって、たて糸が立体的になる手法が用いられることがあるようです。depressedと云われる織り方で、トルクメンの本などを見ると詳しく書かれています。たて糸が交互に沈み込むことから、そう表現されるそうです。


1930年頃のものとされるトルクメン。ワイン色のような味わいのある色味が素晴らしいです。天然染料ならでは深みがあります。外側のボーダー柄はバルーチ族等にもよく見られるものですね。こちらも厚みがあります。実際にご家庭で使用される場合には、ある程度のパイルの厚みがあった方が絨毯らしいですし、気持ちが良いですよね。

会場はスケッチイン・ハイクの2Fです。エイトエイズから歩いて6分ほどの雑貨店になります。よろしくお願いいたします。